西和医療センターでPRO&地域医療のお話し!

奈良の西和医療センターで症例ベースのPhysicalRoundOnlineを行いました!

今回の症例は呼吸困難を主訴に入院となった80代の患者さん

呼吸困難が肺炎か心不全かCOPDの増悪かが議論になり、病歴だけでも検査だけでも判断は十分でなく、患者さんの診察所見で判断することになりました。

テレビ電話を用いて会議室とベッドサイドをつなぎ、全員参加の回診を行いました。

著明なるいそう、胸鎖乳突筋の肥厚、ビア樽胸郭などの所見、さらに心音が聴取困難なほど気腫が進んでいることからも肺炎によるCOPDの増悪と判断しました。この人数で1人の患者さんを議論し、実際の診察所見からひもとく勉強法は学習効果が非常に大きいこと、なにより患者さんのためになることがあらためて再確認できました。

また、西和医療センターで回診できるのを楽しみにしています!

そして後半は奄美の医療のお話し。タンカンにまつわる1つのストーリーをもとに奄美大島で行っている医療についてお話しさせていただきました。皆さん熱心に聞いていただいて感謝です!

だから医療はやめられない。そう感じた時間でした。