群馬大学で初のケースカンファレンス開催
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ケースを用いて、問診・身体診察の技術を高める勉強会を群馬大学出開催しました。
医学部3年生から6年生、そして卒後研修医の先生まで幅広く学べる勉強会です。ケースを元に勉強すると、実際の現場で自分がどのように考え動くべきかを考えることが出来ます。医学生でも研修医でも患者さんの前に立てば同じ医療従事者として考えなければなりません。このトレーニングに学年垣根はありません。とってもアツく盛り上がりました。
今回は意識障害を主訴に来院された患者さん
「意識障害+発熱」「採血特記所見なし」「CT・MRI・脳波特に所見なし」「髄液特に異常なし」のとき何を考えるか、どうするべきか??
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答えはヒストリー、ヒストリー、ヒストリー
そして診察、診察、診察です。
意識障害の身体診察を身体を使って勉強しました。
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(up to dateより引用)
今回のケースは卵巣腫瘍を伴う抗NMDA受容体脳炎(疑い)の症例でした。少しだけ疾患について復習しておきましょう。抗NMDA受容体脳炎は急速に進行する意識障害、意識変容を特徴とする疾患で、「急に意味不明の言動」や「急に異常行動」を示し、悪化すると痙攣を起こすこともある疾患で、ヘルペスを代表とする脳炎や細菌性髄膜炎と同じような病歴で来院します。ジストニアや舞踏病様の不随意運動を伴うこともあるようです。
今回のケースでは卵巣腫瘍切除及びステロイドパルス治療で改善しました。
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初めての開催にもかかわらず、参加者の目はキラキラと輝いており、参加者全員で作るケースカンファができました。
とても、とても楽しませていただきました!