2017/3/27-31 奈良県立医科大学6回生 阪本さん

国家試験後の1か月。卒業旅行に旧友との再開、久しぶりに自宅でのんびりして、、、

それで研修が始まっても大丈夫なのか?やっていけるのか?という不安感が込み上げたのが2016年12月。

地域医療に興味があった私は離島医である平島先生の下で実習をさせていただくことにしました。

月曜日:宇検診療所にて外来見学、訪問診療同行→喜界島徳洲会病院へ移動、当直実習

火曜日:喜界徳洲会病院にて病棟回診、外来見学→奄美大島へ移動

水曜日:名瀬徳洲会病院にて病棟回診、外来見学、フィジカルカンファレンス→名瀬徳洲会病院にて当直実習

木曜日:病棟回診、外来見学

金曜日:産婦人科外来見学、講義

離島医療ならではの試みが面白かった!!

宇検診療所に行った際、平島先生から“座談会”を行う準備をしているという話を聞きました。その座談会の目的は、地域の方から直接、医療も含めた幅広いニーズを吸い上げること。地域医療を行う上で、その地域のニーズを的確に把握することが何より大切であると学ぶと同時に、それを実際に行おうとしている平島先生の行動力に憧れました。

 

平島先生から生き方を学んだ!!

1週間の実習中、平島先生と2回当直実習をさせていただきました。深夜、フィジクラスティックを製作しながら平島先生と話す中で、たくさんの思い出に残る言葉をいただきました。

「毎日生きる上で一番長いのは働く時間。これを楽しめたら超幸せじゃない?」

「その時やりたいと思ったことをやるべき。悩んでる間にどんどんやりたくなくなってくるから。」

「教えすぎはよくない。働く姿をみせて学び方さえ学べば、あとは自分で学んでいくんだよ。」

これはほんの一部です。いつも進み続けているように見える平島先生の原動力は、医学や医療が楽しい!という思いなのだと知りました。

 

小田切先生のあつさ!!

実習最終日の金曜日は産婦人科の小田切先生にご指導いただきました。小田切先生が奄美で産婦人科医として診療するに至るまでのエピソードや、これからの思いをお話しいただき、自分自身の人生を見つめなおすきっかけになりました。あえて詳細は記載しませんので、ぜひ奄美で実際に小田切先生から伺ってみてください。きっと心があつくなるはずです。

1週間と短い実習でしたが、名瀬徳洲会病院のどの先生方も医療の話をするときは目が輝いていて、楽しんで医療を行っているのだと実感しました。奄美での1週間では、テクニックを学べることはもちろんですが、それ以上に医師としての生き方や学び方を教えていただきました。

奄美に実習に行こうか悩んでいる方は、やりたい気持ちを大切にして、ぜひ行ってみてください!