2014.3.神戸大学医学部6回生佐藤さん

「医の原点」との出会いを求めて 〜奄美での1週間〜

神戸大学 A.S.

 「フィジクラ」ことフィジカルクラブの部長、平島修先生のもとに私が行かせていただいたのは20143月末の1週間でした。学生最後の1年が始まる前に、何かを見つけたいという思いから、先生に実習をお願いしました。1週間はあっという間でしたが、毎日が本当に濃い日々で、6回生の実習が始まる前に大切なものをたくさん見つけることができました。この体験記が「奄美に1週間行ってみようかな、でも、ちょっと1週間は不安かな」って思っている人の背中を押すことができ、1人でも多くの医学生が奄美で何かを見つけるきっかけになれば嬉しいです。

 

・奄美の1週間

 奄美では3つの病院と加計呂麻診療所で実習させていただきました。瀬戸内徳洲会病院では回診、外来見学、訪問診療実習と勉強会への参加、名瀬徳洲会病院では産婦人科と当直実習、大島病院では救急見学をさせていただきました。平島先生が所長を務めていらっしゃる加計呂麻診療所では外来と訪問診療実習をさせていただきました。

 

・実習を終えて

 1週間、平島先生をはじめ、熱い熱い想いを胸に秘めている先生方に出会うことができ、多くの刺激を受けることができました。もちろん、フィジクラ部長からとても丁寧に聴診などの診察法を教えていただけますが、それだけではありません。大学の実習よりもはるかに患者さんに近づくことができたように思います。そして何より、「病気」ではなく「人」を診る先生方の診療を間近で見ることができ、「医の原点」なるものに出会うことができたような気がします。

 

もちろん、1週間の実習を通して、感じるもの、得るものは人それぞれだと思います。けれど、きっと何かを得ることができると思うのです。どんな熱い想いを持っている先生方に出会えるのか、わくわくしませんか?

 ぜひ、奄美に「医の原点」を見つけに行ってみてください!