2017.11.13-17. 奈良県立医科大学6回生山中さん

医師になる時が待ち遠しい

2017/11/13~11/17の間奄美大島でお世話になりました。

平島先生には以前より、関西の学生団体であるチーム関西でご講演いただいており,その度に伺っていた奄美大島での医療に触れてみたいと兼ねてより考えておりました。卒業試験が終わり、「奄美に行くしかない!」との思いで参加してみましたが、初めて見る・聞く・感じるものので、とても充実した内容の濃い実習をさせていただけたと思います。

以下が実習の内容です。

 

午前

回診・外来・訪問診療

回診・外来

回診・研修医の先生と回診

グラム染色勉強会・回診・救急外来見学

産婦人科外来見学

午後

喜界島へ移動

研修医の先生と回診

緊急手術の見学、当直

訪問診療

子宮鏡見学・小学校での性教育の見学

愛のある医療

患者さんは家族だ!とおっしゃっていたことが印象的です。

定期外来の患者さん一人ひとりの病気のことだけでなく日々の生活についても尋ね、診察の最後には握手をする。

このような姿を見て、平島先生の医療の根底は、目の前の家族である患者さんを助ける、という愛なのだと感じました。「どんな患者さんにもワクワクが見つける! こんな楽しい仕事はない。早く医者になった方がいいよ。」と言われ、医師として働くことがとても楽しみで仕方がないです。

平島先生の教育への思い

とても興味深かったのは回診をする際の、病室の前での先生の講義でした。

症例について問診事項を考え、取るべき身体所見を整理し実践する。このプロセスで取った身体所見は一生忘れないと思います。身体所見を取り、その場でフィードバックをもらえる環境はとても貴重で、大変良い経験になりました。

回診だけではなく、研修医の先生向けのケースカンファレンスや、グラム染色の勉強会など勉強会もたくさん開催されており、先生の教育への熱意が伝わってきました。

フィジクラスティック作り

水曜の当直の合間に、先生とともにフィジクラスティック作りをさせていただきました。スティックを作りながら医師としての人生について熱いお話を聞かせていただくことができ、自分がなりたい医師とは何なのか、より良い医師になるためには何をすればいいのかなど深く考えさせられました。「やりたいことはどんどんやる。そして自分だけの意義を見つける」という言葉にも勇気をいただきました。

奄美を訪れて

国家試験前のこの時期に、平島先生のもとで勉強させて頂けて本当に良かったと思います。

ただ勉強するだけだった自分が、実際に医師になったらどうしたいのか、ということを考える機会を頂けたことで、医師になる日を楽しみにしながら国試勉強も頑張ろうと気合が入りました。離島医療や、平島先生の情熱に触れてみたいという方はぜひ、勇気を出して参加してみることをお勧めします。平島先生並びにお世話になった先生方には深く御礼申し上げます。